薄毛治療薬としてすでに認知がある「ミノキシジル」。
発毛効果が高いことで人気ですが、そのほとんどは男性用につくられたお薬です。
そんなミノキシジル、女性は服用してはいけないのでしょうか。
答えは「使っても大丈夫。ただし成分量は1~2%が鉄則」になります。
じつはアメリカでは、「女性は5%まで服用しても良い」となっていますが、日本ではまだ厳密な検査がおこなわれていないため1~2%まで。また、欧米人と比べて体の小さな日本人が同じ量を服用すると、副作用が大きく出てしまうという懸念材料もあります。
ココからは、ミノキシジルを女性が服用するときの注意点や副作用、その発毛効果についてご紹介します。
ミノキシジルは女性の発毛に効果アリ!いつまでもボリュームある髪の毛をキープしたい方へオススメ
ミノキシジルは女性にもバツグンの発毛効果を発揮します。
女性の抜け毛や薄毛に、ミノキシジルがどのような効果があるかは以下のとおり。
・発毛に必要な「毛母細胞」を刺激
・髪のヘアサイクルを整え太くコシのある健康な毛を育てる
これらの働きにより、髪の毛全体のボリュームをだしていきます。
女性の薄毛の原因にあげられているのは、女性ホルモンが半数以上。そのほか、過度なダイエットやストレスも原因に挙げられており、ハッキリした原因を究明するのは難しいともいわれています。そんな女性特有の抜け毛や薄毛にも、ミノキシジルは頭皮を根本的に改善するため、「発毛効果を実感できる」というワケなんです。
☞薄毛と女性ホルモンの関係について詳しくはコチラ
「妊娠を考えている女性」はミノキシジルの服用は禁止!副作用について
女性がミノキシジルを服用するときには、いくつか注意点があります。
なぜなら女性特有の副作用が懸念されているためです。
仮に妊娠している場合「胎児」への悪影響があり、奇形児や早産、流産、死産などの可能性が挙げられています。
そのため、以下に該当する女性のミノキシジル服用は禁止されています。
・妊娠の可能性がある
・妊娠中である
・母乳をあげている
もちろん、ミノキシジルを服用しているからといって「将来的に子供がつくれない」というわけではありません。服用をやめて1ヵ月以上たてば、問題ないといわれているため、パートナーがいる女性は治療薬の使用タイミングを医師やパートナーと相談していきましょう。
飲むミノキシジルは効果が高い!ただし副作用も出やすいので注意が必要
ミノキシジルには、飲むタイプの「内服薬」と、頭皮に直接スプレーする「外用薬」の2種類があります。
カラダへ直接とりこむ内服薬は、効果も高い分副作用も強くでてしまいます。
ミノキシジルの副作用については、
が挙げられています。
はじめて薄毛治療薬をつかうという初心者の方へは、外用薬がオススメです。
初期脱毛に驚かないで!ミノキシジル効果で「正常なヘアサイクル」へ
治療薬をつかいはじめてから、約2週間経つと「初期脱毛」とよばれる抜け毛が増える時期に差し掛かります。個人差はあるため、全員に症状がおこるというわけではありませんが、いきなり抜け毛が増えることで驚く女性も少なくありません。
これは、乱れていたヘアサイクルがミノキシジルの成分によって正常にもどっているサイン。細く弱い毛が抜け落ち、強くコシのある毛が成長する初期段階なんです。
初期脱毛の期間は、約2週間~1ヵ月ほどといわれているため、この期間は「薄毛が解消されている」と思って辛抱強くまちましょう!
発毛が実感できれば服用をストップ!満足できるまで使い続けましょう
ミノキシジルは抜け毛をとめるのではなく、発毛を促進する治療薬。
そのため、抜け毛治療薬とはちがい、飲み続ける必要はありません。
効果を実感できれば自分のタイミングで服用をやめても大丈夫なんです。ただし、FAGA(女性の男性型脱毛症)は進行性のため、これで薄毛が全て解消できるというわけではありません。大きな原因でもあるホルモンバランスの崩れを防ぐためにも、日頃からの生活習慣を見直していきましょう。